人事を一新

青森県中小企業診断士協会は、今年6月開催予定の定時総会で人事を一新する予定です。新しい会長や役員のもと、組織体制や事業運営の在り方をゼロベースで見直していきます。

青森協会が2012(平成24)年に設立されてから14年が経ちました。この間、会員一人ひとりは各現場で中小企業支援に取り組んできましたが、「協会」としての組織的な活動は残念ながら十分とは言えませんでした。

こうした現状への反省を踏まえ、今回の人事刷新をきっかけに、意思決定のスピードを上げ、会員同士の連携を強化し、地域に開かれた協会へと大幅に体制を見直します。「形だけの組織」から「現場で役に立つ組織」へと生まれ変わることが、私たちの決意です。

青森県の危機

114万人2025年 青森県人口

▲10万人過去5年の減少数

4,737人2025年 出生数(初めて5,000人を割り込む)

75万人2050年 推計人口

2025年5月29日、総務省が公表した国勢調査速報値によると、青森県の人口は約114万人。前回2020年からの5年間で約10万人・減少率7.9%と、1920年の調査開始以来いずれも過去最大となりました。

2025年の出生数は4,737人と統計開始以降初めて5,000人を下回りました。国立社会保障・人口問題研究所の推計では、2050年には県人口が約75万人まで減少する見込みです。

現在、県内企業数は約3万3千社。市場の縮小、人材不足、エネルギー・原材料費の高騰、デジタル化対応など、多くの課題が中小企業の経営を直撃しています。しかしこの厳しい状況を「変革のきっかけ」と捉え、新しい挑戦に踏み出す企業も必ず現れます。私たちは、そんな中小企業の挑戦を後押しする存在でありたいと考えています。

中小企業診断士の使命

中小企業診断士は、中小企業支援法に基づく経営コンサルタントとして「唯一の国家資格」です。中小企業支援法第1条では「中小企業の経営資源の確保を支援し、もって中小企業の振興に寄与すること」が掲げられています。私たち診断士の使命は、この目的を地域の現場で一つひとつ実現していくことです。

診断士のバッジは「羅針盤」をモチーフにしています。荒波のような経営環境の変化の中で、進むべき方向を共に考え、迷ったときには針路を示す存在でありたいという願いが込められています。また、バッジのデザインに直線を多用しているのは「ぶれない誠意」の象徴です。どんな状況でも、中小企業の皆さまに真摯に向き合い、誠実に伴走する姿勢を忘れない――その決意を表しています。

青森県の中小企業のために

私たち診断士が、青森県の人口減少や少子高齢化を止めることはできません。しかし、人口がゼロにならない限り、そこには人々の暮らしがあり、暮らしを支える仕事や職場があります。

青森協会は、県民の皆さまが働く企業の成長・発展を応援し続けることで、微力ながら青森県の繁栄に貢献していきたいと願っています。それが、人口減少や少子高齢化に少しでも抗うことにつながると信じています。

お役立ち情報を発信していきます

新生・青森協会は今後、中小企業経営に役立つ講演会・セミナー、個別相談会、コンサルティング事業などを積極的に企画・開催していきます。事業承継、人材確保、販路開拓、デジタル活用、補助金・支援制度の活用方法など、経営課題に即したテーマを取り上げ、実務に役立つ情報をお届けしていく予定です。

「ちょっと相談してみようか」「そんな取り組みがあるなら参加してみたい」と思っていただけるような、開かれた協会を目指します。ホームページやSNSを通じて情報を発信してまいりますので、どうぞお気軽に声をお寄せください。

新生「青森協会」を、今後ともご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

青森県中小企業診断士協会 会員 青木 恒